占いと一口に言っても、その種類は様々にあります。
それだけ独自の歴史があるわけなのですが、その歴史はそこまで知られていないと言われています。ここでは、占術の歴史を紹介していきます。
西洋占星術の歴史
西洋占星術というのは、その名の通り西洋で発展してきた占術のことです。
そもそも占星術というのは古代バビロニアでかつて行われていた天体観測が基となっているもので、その当時は国の運営や発展のために用いられていました。
それが徐々に西洋に広まっていき、西洋の占星術として定着したのです。
12星座占いの元とも言われていますので、ある程度理解している人もいるかもしれません。
インド占星術の歴史
インド占星術はインドのみならずネパールやチベットなどでも盛んに行われているものです。
かつては中国系の暦法が用いられていたのですが、ヘレニズム時代にギリシャからホロスコープの方法を取り入れることになり現在の仕組みへと発展していきました。
日本でも平安時代に伝わり、現在の宿曜道として用いられています。
かなり古い占術であるため、依然として詳しいことは分かっていないのですが現在でも人気の方法であることに変わりありません。
タロットの歴史
タロットを使って占うのはタロットカード占いです。詳しく知らなくても、名前くらいは聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
その歴史は古く古代エジプトあるいは古代ユダヤの時代に作られたと言われています。
様々な形で用いられていったタロットですが、現在の形になったのは15世紀前半のイタリアで製作されたものです。
これはあくまでもゲームで楽しむためのもので、占いとは無関係でした。
徐々にヨーロッパに広まっていき、20世紀半ば頃になると英米でスピリチュアルブームが起こりその中でタロットとスピリチュアルが混合され占いに用いられるようになったのです。
電話占いの歴史
電話占いの歴史はそこまで古くはありません。占いは基本的には対面で行うものなのですが、最近では電話占いが人気と言っても過言ではありません。
これが登場したのは1990年初頭のことです。ダイヤルQ2によって占ダイヤルという番組が提供されていて、これが始まりだと言われています。
わざわざ店舗に行かずとも、自宅で手軽に相談ができることが人気になり特に女性の間で利用されてきました。
当時は固定電話で利用されていたのですが、携帯電話が普及するようになると固定電話で主婦やOLが相談するだけでなく男性も電話占いの魅力にハマっていき回線が混雑するほどでした。
それから月額制でのサービスが多く見られるようになり、中高生などにも流行しどの世代も楽しめるコンテンツに発展していったのです。
占いの歴史についてのまとめ
このように、占いにはそれぞれ独自の歴史があります。それを理解することで、より一層占いへの興味や関心が高くなるのではないでしょうか。